モロッコのお客様が工場を訪問し、窒素発生装置に関する技術交流を行いました。
PSA窒素システムのプロセスデモンストレーションについてお話しました。
窒素システムは主に、空気圧縮システム、空気浄化システム、PSA圧力スイング吸着窒素発生装置、窒素インテリジェントベントシステムで構成されています。まず、空気圧縮システムによって空気が圧縮されます。圧縮空気は高効率脱脂装置BXGシリーズによりサイクロン分離、前濾過、精密濾過の3段階で一括浄化されます。圧縮空気中の油分と水分を直接遮断しサイクロン分離し、重力沈降、粗濾過、細フィルターコア層濾過を行い、残留油量を0.01PPmにコントロールします。
脱脂装置でろ過された圧縮空気は、さらに水分を除去するために BXL シリーズ冷凍式乾燥機に送られます。冷凍除湿の原理により、冷凍式ドライヤーは蒸発器を介して高温多湿の圧縮空気を交換し、圧縮空気のガス状の水分を液体の水に凝縮し、気液分離器を介して排出します。出口圧縮空気の露点は -23 °C に達します。
乾燥した圧縮空気はさらに精密フィルターで濾過されます。圧縮空気は円筒形のフィルターエレメントを外側から内側に通過します。直接遮断、慣性衝突、重力沈降、その他の濾過機構の組み合わせにより、霧状の微粒子をさらに捕捉し、気体と液体、塵粒子と液滴の分離を実現します。
水滴や粉塵等は自動ドレン排出口から排出されます。空気ろ過精度は 0.01 ミクロンに達します。残留油分は0.01PPm以下です。
乾燥した圧縮空気は最終的に活性炭フィルターで濾過され、エアバッファータンクに導入されます。圧縮空気中の残留空気量は 0.001 ppm 以下です。
投稿時刻: 17-09-21